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木想家の壁選び 「木想家」に欠かせないオリジナルな外壁仕上げとして、「左官かべ」があります。セメント、消石灰、プラスター、寒水石、川砂、酸化黄などの、わかりやすい素材からできています。どこか懐かしさの漂う温かみのある外壁に仕上がります。 内壁には、俗に言う壁クロスは一切使用せず、唯一壁紙として採用しているのは国産の土佐和紙とケナフ紙です。また左官材料では、漆喰や珪藻土などがあります。 「木想家」では、信州唐松の外壁、檜の破風板や軒先の鼻隠し、そして板塀、デッキなどには、基本的に塗装をお勧めしていません。塗装したとしても、2年も経てば紫外線で色があせてしまうからです(入居後の定期的なメンテナンス費用を惜しまない方には拒む理由はありませんが)。塗装を希望される方には、あせにくい色として黒や濃い色の自然塗料をお勧めしています。
素材にこだわり、素材に溺れない 上記のように、環境や人の体に優しい自然の素材は数多くあります。「木想家」ではこれらの素材を適材適所で活用していきますが、そこでいつも忘れないでいたいのは、「素材に溺れない」ということです。 木であれ、左官仕上げであれ、その使い方、表現は多種多様にあるわけですが、素材感という点では、より荒々しい使い方のほうが、それらしく仕上がります。例えば丸太柱とか、ノタ(皮の部分)付きの板とか、手の跡を残した粗い左官壁といったものですね。そして、いつも使い慣れている素材だと、段々とその表現が荒く、濃くなっていく傾向があります。でも、本当に大切なのは素材感を強調することではなくて、本当にこの場所にふさわしい、この住まい手の家にふさわしい表現を、その都度きっちりと把握して、それをデザインすることのはずです。自然素材というのは魅力的なものですが、それに溺れず、あるべきデザインのためにそれらを使いこなすことでこそ、すっきりとまとまった、統一感ある建物ができあがるのですから。
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